漆 酒器 注器   

c0053351_19474774.jpg実際に手で、木を削ることで見えてくるもの。
木曽の森や山、風土の延長にある、木曽との連続性のあるモノづくりをしたかった。
そこで
実際の制作については行なったことは、
生地は、自分で地元の山の中に入り切り出してきました。
まず生地になる木の生息する森を知りたいという理由で。
制作は、ペーパーワークやコンセプトではなく、
山に入って実際にどの木を使うか?
山中の森のに入り切り出し、現場で想像しました。
私にとって木曽の器は、地元の木でなければなりません。地元の漆でなければなりません。
今回、制作に関しては、そのプロセスを最重要視しています。
漆の器においては、生地やプロセスは見えにくいのですが、酒がそうであるように、酒器も、風土やその土地への密着が最も重要と考えています。

具体的には、カタチは、『枝にくぼみを付けることで器になる。』くらいのデザインをしました。
例えば、『森の中で、自然な木の切れ端を削りそこに酒を注ぐイメージ』を大切にしました。
会議室や工房じゃなくて湿度のある森の中で考える。カタチは森の中にある。
また、同時に器の原点をも作りこんでみた。
頭で意図した形や色よりも木曽の土地にある風景、土地、森、(=風土)の延長に器を表出したかったのです。そのことにつきます。酒が風土と切り離せないように。
漆の技法など意図的なことは極力抑えてあります。難しい、複雑な表現は出来るだけ避けて最も基本的な塗りで仕上げてあります。色も墨の色、ベンガラなど古くからあるものです。

2013年2月14日〜16日
東京、六本木 アクシスギャラリー
SHIKKI de SHUKI2013に出品します。 

参加作品は上記の作品じゃないのですが、この時作った別の器を出品します。

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by pitchounet | 2013-02-09 17:03 | 家具  器 Mobilier
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