kumo

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# by pitchounet | 2013-03-30 17:47 | 油、水彩,ドローイング drawing

漆 酒器 注器   

c0053351_19474774.jpg実際に手で、木を削ることで見えてくるもの。
木曽の森や山、風土の延長にある、木曽との連続性のあるモノづくりをしたかった。
そこで
実際の制作については行なったことは、
生地は、自分で地元の山の中に入り切り出してきました。
まず生地になる木の生息する森を知りたいという理由で。
制作は、ペーパーワークやコンセプトではなく、
山に入って実際にどの木を使うか?
山中の森のに入り切り出し、現場で想像しました。
私にとって木曽の器は、地元の木でなければなりません。地元の漆でなければなりません。
今回、制作に関しては、そのプロセスを最重要視しています。
漆の器においては、生地やプロセスは見えにくいのですが、酒がそうであるように、酒器も、風土やその土地への密着が最も重要と考えています。

具体的には、カタチは、『枝にくぼみを付けることで器になる。』くらいのデザインをしました。
例えば、『森の中で、自然な木の切れ端を削りそこに酒を注ぐイメージ』を大切にしました。
会議室や工房じゃなくて湿度のある森の中で考える。カタチは森の中にある。
また、同時に器の原点をも作りこんでみた。
頭で意図した形や色よりも木曽の土地にある風景、土地、森、(=風土)の延長に器を表出したかったのです。そのことにつきます。酒が風土と切り離せないように。
漆の技法など意図的なことは極力抑えてあります。難しい、複雑な表現は出来るだけ避けて最も基本的な塗りで仕上げてあります。色も墨の色、ベンガラなど古くからあるものです。

2013年2月14日〜16日
東京、六本木 アクシスギャラリー
SHIKKI de SHUKI2013に出品します。 

参加作品は上記の作品じゃないのですが、この時作った別の器を出品します。

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# by pitchounet | 2013-02-09 17:03 | 家具  器 Mobilier

マルス 石膏デッサン   木炭

c0053351_22233587.jpg6時間経過
木炭デッサン
木炭紙

夜、蛍光灯で描いているので光の方向が難しかったです。

石膏像を久しぶりに描いてみたのですが、
見ること、捉え方の勉強になります。
あえて描かないから。。

デッサンとはどのように世界を把握するか?ですね。
それはそうとして
初心忘れず。
さらに前進するように描いていきたいと思います。


c0053351_2224137.jpg2.5時間経過
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# by pitchounet | 2013-01-29 22:28 | 油、水彩,ドローイング drawing

公募展「老いるほど若くなる」の公募作品の開梱 470点

c0053351_1812021.jpg高齢者の力作470点届く 松本市美術館であす審査会
松本市美術館は27日、70歳以上を対象に開催する絵画など平面作品の公募展「老いるほど若くなる」の公募作品の開梱作業をした。全国43都道府県から470点の作品が集まり、
29日の審査会に向けて同館職員らが展示の準備、、、




すごい。70歳以上の画家達。 

この歳になったらこの展覧会に出してみよう。。。
この展覧会はいつも楽しみにしている。
人生の先輩の絵画はいつも興味深い。

デザイン、アート、、高齢者向けのコンペというのはなぜ少ないのだろう。
年の功。若者にはない何かある。尊敬であり憧れだ。

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# by pitchounet | 2013-01-28 18:05 | 展覧会 exposition

SuperCub HONDA デザインの考察:なぜトーハツはホンダに負けたのだろうか

c0053351_20251086.jpgところで
昭和、なぜ日本一のトーハツがホンダに負けたのだろうか?
かつて、トーハツは2輪では1位でホンダは後発だった。

結論(私なりに)
1、ジャンル開拓:トーハツは実用車、ホンダはスポースバイクという新しいジャンルを切り開いた。実用、日常じゃなくて、夢、この場合スポーツという幻想を開拓。
2、姿勢:トーハツには老舗的な真面目さがあったが、、、(商品見るとそう感じる。)冒険的なバイクをつくらなかった。性能=実用。つまりまじめな社風。老舗ゆえの技術オリエンテッド。
3、販売:ルート販売のトーハツ、二輪車メーカーとして後発のホンダがとった機略は自転車流通で売った。そしてDM,当時としては画期的な拡販手段を用いた.売り方も新鮮ということ。
今でも自転車屋にはHONDAのロゴ。
4、脱エンジン重心設計、扱いやすさ:原動機付自転車の制度と空前の原付ブームの中特筆すべきは「カブ」あろう。
1952年(昭和27年)から本田技研工業が生産した「F型」が「カブ」と名付けられて市販が開始され、大ヒット。
さらになぜか?
 自転車搭載型原動機のほとんどはオートバイのイメージから脱却できず、ほとんどがフレームの部分とかハンドルのすぐ前とか、つまり自転車の中心線上に取り付けるタイプであった。しかし「カブF」キットはそれらとは大きく違って、エンジン搭載位置は後輪側面(今日の自転車で言えばスティックスタンドの位置)、その後の駆動系統も全て後輪回りで完結する構造で、乗り手にも自転車取り付け工事を行う業者にも扱いやすかった。
『そば屋が片手で運転できる乗り物、バイクでもなくスクターでもない。』それを作った。
バイクの既成概念からの脱却。

東京発動機トーハツは1964年(昭和39年)に倒産、会社更生法の適用を受けることとなった。
一方ホンダは,本田宗一郎の夢のウイングマークのようにジェット機を売っている。

デザイン、販売方法、設計、それぞれが複合的に作用し明暗を分けたのだが、
夢をウイングマークで伝えた志は大きかったと思う。
私の実家の近くにトーハツの本社、工場があったせいか幼少期からトーハツとホンダが気になる。

c0053351_2025304.jpgmy CUB110

最後のアッセンブリーjapan cub
今はすべて中国逆輸入。
c0053351_20255390.jpg銅版画 エッチング+透明水彩着彩 紙:水彩紙
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# by pitchounet | 2013-01-27 20:37 | デザイン design

Art pieces  装身具 Schmuckkunst

c0053351_10274540.jpgシルバー ラピスラズリー
6×3cm

シルバーの線材を鍛造、ロウ付、ラピスラズリーをカシメ止め。
ヘラで光沢を出して仕上げる。

銀は、ピカピカよりも鈍いしっとりした輝きが暖かくいい。
装飾していくこと。
部屋を飾る。洋服を飾る。空間を飾ること。
を作りこんでいきたい。

線と空間の形




昭和30年代、かつて菱田安彦さんが北欧、イタリアのジュエリー文化、デザインを導入し、日本にジュエリー-クラフト運動を起こしたのだが、どうも良い方向に発展してない。今一度、挑戦しよう。
世界が、頭が、あーすればこうなると機能的になりすぎているのではないか?
私は、装飾デザインに大きな可能性を感じている。
モダンデザインの世界では装飾は毛嫌いされてきた、今一度、考える。
この世から装飾がなくなったらどうなってしまうのか?恐ろしい。
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# by pitchounet | 2013-01-27 10:32 | 彫刻、立体作品 sculpture

木炭 : 箱の好き嫌いで選んでもok。 芸術はマインド。

c0053351_1071741.jpg木炭は、いろいろな木の種類があるが、ヤナギがポピュラーだ。柔らかく濃い。明暗の幅があるのと描きやすい、つまりなめらなので扱いやすい。ということだ。
いつもは日本製の(実際はどこで作ってるのか知らないが)伊研を使う。holbeinはOEM?
ところで、UKのW&Newtonと比べてみた。もちろん同じヤナギ。
若干、W&Newtonは、濃い印象を持つ。 実際どの木炭を使うのが自分に合うか?なんて域に達するには、相当数描かなきゃわからないだろう。
自然物、これ以上原始的な太古の道具はないだろう。PCの正反対の道具。
手で紙に刷り込み、指で押さえ込み、ガーゼで整え、パンで消す。これは消しパン。食べるのは食パン。安いパンが油分が無くていい。
木炭の箱のパッケージデザインも癒し系で独特だ。いろいろな木炭を使ってみたくなる。ルネッサンス期から多くの巨匠たちが使っていた道具と同じと思うと不滅の筆記具、画材である。人類の祖先も炭で岩に描いただろう。
木炭をオフィス、ビジネースシーンで使ったらどうなるだろうか?と思いを巡らすのも創造的だ。
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左=W&Newton
右=伊研(上の左から2番目) W&Newton
たいした差じゃない。箱の好き嫌いを優先して心を熱くしたほうがベター。
芸術はマインド、スペックじゃどうにもならない世界。



c0053351_11363027.jpg鉛筆から芯を抜くと書けなくなるが、
木炭は、芯を抜くと書けるようになる。
不思議な構造も秘めている。

芯抜きは、描く前の儀式としても楽しめる。
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# by pitchounet | 2013-01-26 10:38 | 画材、道具 art material

David Hockney : Yorkshire sketch book

c0053351_19394042.jpgホックニーが故郷Yorkshireに戻って描いた水彩、ドローイングスケッチブックの一部を本にしたもの。
さすが、20cの巨匠、的確な色、線、構成、シンプルなブラシテクニックでここまでかける人はそういない。
魔法のように的確に決める。
絵はどこまでもポジティブだ。

ところで1年前、RCAで大規模な個展をやったが、徹底的に自分で描きまくる凄さは圧巻だったろうと推測する。
誰か日本に持ってきてくれないか?

彼は、発注芸術を否定する。特にハーストを否定する。
現代の美術教育を技術を教えていないと批判する。
同感である。
その宣伝ポスターには、意味ありげな1文が記されていた。
「展示されるすべての作品は、画家本人がたった1人で制作したものです」と。
ホックニーは絵描きに関する中国の故事も引き合いに出した。
「絵を描くには目と手と心が必要で、2つでは成り立たないということわざがある。
とも言う。

世界で最も気になる偉大な具象画家だ。i-padなど(過去はカラーコピー、ポラロイド、、、)新しいメディアにも貪欲だ、かと言って、エキセントリックなところはない。画は画だ。労働だ。
彼から学ぶべきは大きい。
憧れの画家の一人。
木炭画なんか最高だ。 残念なのはこの本の印刷が悪いことだ。
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# by pitchounet | 2013-01-24 19:56 | 写真 photographie

糸鋸の練習   透かし   真鍮板

c0053351_2028795.jpg金工講座:糸のこを練習します。
1mm厚の真鍮板にケガキでケガいて、その線の上を切っていくのです。
ずれないように。
銅板よりも真鍮板が切りやすいでね。サクサクと切ります。
これが基礎ですね。
切れなきゃ始まらない。
金工の世界。

慣れてきたら右のように自分で絵を考えてやります。
はじめは歯が何本も折れてしまいますが、めげずにやります。
このような事をこの世界では透かしといいます。

ちなみに、糸鋸の歯はこの世界では、『スルメ』と呼びます。
00番のスルメとか言います。
精神統一、集中力が鍛えられますね。
練習あるのみの世界。感を研ぎ澄まして切る。
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# by pitchounet | 2013-01-23 20:36 | 彫刻、立体作品 sculpture

マルス 石膏デッサン 途中経過  木炭

c0053351_22285361.jpgデッサン途中経過。2.5時間経過



周りの方は彫刻家なので、別の物の見方をするので勉強になります。
石膏は、久しぶりですが、
毎日、pcの液晶の前にいる事が多いので、木炭と紙が、ここちよいです。目にいい。

勇敢な戦士、青年の理想像。マルス。
後半、どういう方向に描こうか。
続きは、来週。

いつかオリジナル大理石、描いてみたものだ。ルーブルか??
日本にいるならば、円空か?
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# by pitchounet | 2013-01-22 22:36 | 油、水彩,ドローイング drawing

鏡 mirror (銅、真鍮、蒸着ミラー)

c0053351_2144250.jpg小型のミラーです。
3枚の銅板はリベットで接合してます。
それを上下の真鍮が支えています。これもリベット接合。
そもそも柔らかい銅板。熱をかけると鈍っちゃうので、リベットがベスト。
かしめて頭はヤスリで仕上げ。
銅板は、酸化膜をつけて赤銅色にしてあります。
青錆も出てきていい感じになてきました。
ミラーは光学部品の高性能です。映りすぎます。

銅は好きな素材のひとつです。
暖かく、柔らかい。

壁に掛けて飾って楽しみたいです。
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# by pitchounet | 2013-01-21 21:10 | 家具  器 Mobilier

燭台 candle stand     (銅、ガラス  copper,glass)

c0053351_13242100.jpg銅板を鍛造して各パーツをロウ付して作ってあります。
銅の色は、赤銅の仕上げをしてますが、
今は硫酸など危険物が簡単に手に入らないので作れません。
これを作った頃は薬局で薬品が買えました。
時代の変化で犯罪が増えたからです。
美術をするものにとってはありがた迷惑な話です。
ガラスは、ブラストのすりガラスにしてあります。


大量生産でなく手作りならば、
ディエゴジャコメッティ(彫刻家:ジャコメッティの弟)の装飾美あるインテリアアートに魅力を感じます。
彼の作品は、パリのピカソ美術館で、普段使いに観客に使われてますが、贅沢な空間ですね。


銅は、内側に腐食しないので、酸化膜を自ら作り、永遠に残ってしまいますね。
永遠の強い素材でもある。


LED照明でなく、人類が生まれて時からある、たかが燭台ですが、、、、
これでラスコーやアルタミラの洞窟探検には似合いそうです。
こういう未来はどうでしょうか?
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# by pitchounet | 2013-01-20 13:25 | 家具  器 Mobilier

ヒトはなぜ絵を描くのか 中原佑介

c0053351_1263946.jpgヒトはなぜ絵を描くのか 中原佑介
ラスコーやアルタミラ洞窟の絵を歴史的原点として、『ヒトはなぜ絵を描くのか?』という根源的な問題を考察している。彫刻家、神経科学、民俗学、、、各界の対談と現代美術評論家としての考察による構成が、謎を解き明かす。しかし、現代の知はこう考えるということであって謎は謎である。
洞窟といっても音響効果の高いところとの音と絵の関連性がある。
なぜまた誰もいかない奥深くの光の届かない暗闇に描いたのだろうか?
その絵は機能性があったのか?なぜ動物は横向きなのか?美の発生を見る。
絵と言っても、刻線もあり壁、岩の向こうへの関心ごととしても読み取れる。
絵は見せるために描かれているのではない。当時のヒトは、何を意識化していたのか?目的は?
描く本能はどこから来るのか?
落書き現代アートで言えばグラフィティーが人類最初の絵だ。
絵は、生きるための最尖端の武器である。
ならばヒトは洞窟の奥に何を見たのか?現代人がロケットで宇宙の闇に人型を載せたプレートをロケットに積むように、創造主、神へのコミュニケーションか?

没後10年過ぎた中原佑介の物理学者出身の現代美術評論家の思考は、本質的で興味深い。
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# by pitchounet | 2013-01-19 12:09 | 制作 Philosophie

サントリー美術館 「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展 オーロラ空間



ついに1月20日までです。
包み込まれる体験は3D映像とは違います。
触覚と視覚が一体化して癒されます。
オーロラ、雪に包み込まれるように映像空間をつくりましたので是非、スクリーンの中に入って体験ください。
ワクワクする視覚体験が出来ますよ。

サントリー美術館
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# by pitchounet | 2013-01-18 22:16 | 彫刻、立体作品 sculpture

美を求める心  小林秀雄

c0053351_17265644.jpg小林秀雄の昭和29-32年の美に関する発言。態度、接し方。人のあり方へ。
何回も読んだな。。。

小林秀雄の主張はこうだ。
わかろうとすることが間違っている。
目を慣らすことだ。昨今のピカソなどの抽象性について。
頭を動かすより目を鍛えること。
目を働かすということがいかに日常に少ないか?ダンヒルのライターのデザインに感心する人はいない。
普段の椅子に目を凝らす人はいない。
言葉にも意味以外に形があることを力説。
美しいものは、諸君を黙らせる。沈黙させる力がある。
美を感じる力は、養い育てなければ衰弱していく。ということを知らない人は多い。
知識は、細部に分けてしまう。美は全体を把握すること。
感ずることは易しいことと片付けてしまう現代人。
優しい感情を持ていない人は立派な人間とは言われまい。
優れた芸術家は、大人になっても子供心は失っていないものだ。
『諸君、、、?』という言い回しが小林独特で心地よい。。
梅原竜三郎との対談を含む。
偉大な文人だ。

情報あまりの知識過剰の時代。
世界を理屈で分かろうとする人に一度は読んで損はない文だ。
世界はわけてもわからないのだ。特に美は。心は。
感じるのみ。
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# by pitchounet | 2013-01-17 17:29 | 制作 Philosophie

バルテュス,自信を語る   バルテュス

c0053351_1251783.jpgこの本は描くことを語っている。
絵を描くとは、土木作業のようなものだ。農夫と同じ。肉体的労働が必要。と言っている。
だから観念を嫌う。抽象を嫌う。
ローマカトリック教徒ではあるが宗教画家じゃない。
目の前の少女の美しさを描く。インテリのとりつくりかたを嫌う。
現代美術に対して視点はこうだ。
例えば、彼の友人、モンドリアンは木を自然を美しく描いていたが、
抽象に走ったことを残念がっている。ジャコメッティ、モンドリアンと夕日、黄昏を見ていたら
Mはこんな光は見たくもないとカーテンを引いた。なぜ目の前の黄昏を見ないのか?
抽象は後に厳格主義になるけれど、バルテュスの態度は逆だ、絵の前で瞑想し、沈黙し、神秘的な出会いを求める。
バルテュス現代絵画の主流(抽象表現主義、シュール、、)を嫌う。頭で作り上げることを嫌うのだ。
絵を書く事は、時代や身近な人と協調しないこと。無名でいること。スノッブと敵対すること。。。
単なる造形ではない神秘。少女を描くのはゆくりとした変化(通過)を捉えること。類似だけでなく闇と沈黙にあるものだ。
スイスの山の中の巨大なシャーレーのアトリエで、画布をなぜる筆とストーブの音がキャンバスの前で沈黙の瞑想するような画家の態度が読み取れる。
世の中はあちらこちらで戦略とかコンセプトとか頭の時代が続いている。
20cを生きた人だが、今、バルテュスの態度は大いに共感する。
バルテュスは誤解の多い画家だとも思えた。
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# by pitchounet | 2013-01-17 12:08 | 制作 Philosophie

『私のピカソ私のゴッホ』池田満寿夫  役に立つ絵画を考えた。

c0053351_1025181.jpg今から38年前の池田満寿夫のエッセイ。
ゴッホが役に立つ絵画を目指したに違いない。という池田の視点が興味深い。理由は油絵具の使い方を正しく長持ちさせる方法をゴッホが熟練しているからだ。
20cの油絵は、あらゆる実験、時としてアッサンブラージュ、コラージュ、、、あらゆる手法の実験台になった。
ゴッホは画を売ろうとした。売れなかった。だけど、売るためには役に立つ絵画を考えた。今で言えばデザインのようなスタンスだ。足のピッタリする靴は日常を快適にする。ゴッホは絵を部屋にかけて空間を快適にすることを考えた。ゴッホには名声は必要なかった。ただ快適な絵画空間を作ることだった。そして『1980年現れた人の中では、一番画家らしかった。特別な愛情をもって油彩の材料をいじくるのが何よりも喜びだった。』画とは素材との交わりであり、単に視覚効果、イリュージョンでないことの喜びの本質が見える。
また、長野県の情報のない時代にかすれたわずかの図版からピカソなどのイメージも作家の中で熟成される話もおもしろい。情報はあればいいってもんじゃない。
絵は絵だという自覚は今の時代、なぜか新鮮だ。
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# by pitchounet | 2013-01-14 10:43 | 制作 Philosophie

池田満寿夫美術館に行く。

c0053351_181343.jpgドライポイントの線が、激しい。
池田満寿夫美術館に行く。
個人的には初期のドライポントが好きだ。
銅板に対して垂直線を刻み付けている感じが分かる。
線は激しく感情に満ちている。こういう線を見ると全体にpcでは作れないと感じる。
摩擦や熱を感じる。
銅板のめくれに引っかかったインクがねっとりとにじんでいる。
モデルを前の一気に迷わず刻み込む。制作する姿が連想できる。
ドライポイントとは違ったエロスを発散するのは彼のメゾチント。
それは濃く、闇の中の漆の世界のような湿ったメゾチント。
ハイライトはない。全体が暗く怪しいエロスだ。
目を凝らして、やっと形がわかる。闇の中色。
版画、小説、映画、本の装丁、陶芸、多彩なメディアを通じて熱い芸術を作り続けた。
見ていて気持ちいい。
芸大3回失敗。売れない時代は似顔絵で生活をした努力家だ。
わずか63才で死去。

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# by pitchounet | 2013-01-13 18:16 | 展覧会 exposition

ジャコメッティ 矢内原

c0053351_20345785.jpgジャコメッティ
矢内原、妻アネットとジャコメッティの対話が面白い。
ジャコメッティは洗濯機が嫌いだ。
便利が嫌いだ。そこで妻が反論する。便利な方が良いと。
進歩しても暇は生まれない。昔は良かったと。
また、彼は夜行性だ。暗くても描く。夜中描く。
ポケットにはいつもタクシー代を持っている。
NYまで船で行く。。飛行機は嫌いだ。
ピカソの作品をポスターだ。と言う。
それは、オブジェともいう。オブジェは行きづまる。
だから作品のスタイルを変えざるえないと言う。
ジャコメッティの絵画は、彫刻同様。
筆は細くナイフのようだ。
ある日、筆が悪く描けないと言うと。
矢内原は『弘法、筆を選ばず。』という言葉があるとジャコメッティに向かう。
それはそうだと納得。
エジプト美術、ティントレットを尊敬する。
20cの天才の制作に対する態度がよくわかる。
見えるよに描くひと。
サンサシオンの人。
日本人がモデルで彼のことがよくわかる。
私が生まれたコロジャコメッティは死んじゃった。。。  画壇も何も知らない婆さんのような画を描きたいと。。。 最高の美術とは何か?考えさせられる。
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# by pitchounet | 2013-01-09 20:41 | 制作 Philosophie

マルスを久々に描いてます。

c0053351_22571631.jpg彫刻家の中に混ざってマルスを描いてます。
オリジナルは全身像でルーブルにある。
いつか全身像をルーブルで描いてみたいものです。
ローマ彫刻?だったか?。。、美しい彫刻ですね。
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# by pitchounet | 2013-01-08 23:01 | 油、水彩,ドローイング drawing

ヌード nude croquis , nude dessin

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木炭+パステル
F8 スケッチブック

10分のデッサン。







正月からヌード描きまくり。いいこと。

頭で考えて創作するより目の前のものを描いてみたい。
その時にだけある心の動き。
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# by pitchounet | 2013-01-07 15:51 | 油、水彩,ドローイング drawing

ヌード nude dessin

c0053351_18333891.jpg  木炭
3ポーズー=60分

ポーズ。スタート。。。。
決められた時間で描く。
静物のようにはいかない緊張感。
短距離走のように瞬発力がいるね。

軸を感じるデッサン。
光を感じる爽やかなデッサン。
重量を感じるデッサン。
色気を感じるデッサン。。。
しっかりと構造を差し示すデッサン。
白黒なのに色を感じるデッサン。

生命感ある絵を描きたいな。。
一気にはいかない。。続く。



第40回安曇野デッサン研究会にて。

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小さな画用紙にパステルでザックリとデッサン。
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# by pitchounet | 2013-01-06 18:36 | 油、水彩,ドローイング drawing

ヌード nude dessin , nude croquis(drawing charcoal on paper)

c0053351_1861418.jpg20分のデッサン。
人の中にはイロイロなうねりがある。
骨、筋肉、脂肪、緊張、張り、、、、全ては重力のある地球に創られた。
頭と足の裏は地球の中心に向かう。
人だけが持つこと。
生命感。皮膚。骨。血。
その場の美しさ。

明暗だけでなく、線の力を借りて描く。

木炭


c0053351_1861651.jpg20分のデッサン 
手を下げて。 
地球の中心に向かって人体の全ての要素が構成かされる。
だけど人はモノじゃないので、描きながら美を発見すること。

木炭


c0053351_1863652.jpg
寝ポーズは意外なムーブマンの発見がある。日頃、歩く人間しか見てないせいか?
重力と人間の流れの中心が生まれる。
5分のクロッキーだが、もっと観察したい。
c0053351_186407.jpg座りポーズ。三角形の安定的なポーズ。奥行。体の向こう側の右足まで感じさせるように。。。
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# by pitchounet | 2013-01-06 18:29 | 油、水彩,ドローイング drawing

ヌード nude dessin , nude croquis(drawing charcoal on paper)

c0053351_2024281.jpgnude croquis 5分

考えてる場合じゃない。即描かないとポーズが終わる。
目と手と脳は同時進行。
それにしても今日は寒い。
モデルさんご苦労様でした。

c0053351_2024167.jpgnude croquis  5分
c0053351_203202.jpgnude dessin
昨日の続き 背中の微妙な筋肉の動きをとらえたかったのだけど。。
木炭

画くより見ること。
よく見ることにウエイト置く。

c0053351_2032085.jpgnude dessin 立ちポーズ 
木炭
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# by pitchounet | 2013-01-05 20:35

nude dessin (drawing charcoal on paper)

c0053351_1917165.jpg
ヌード。

背中から描いています。
人は複雑です。
背中の微妙な変化を見つめます。
美しラインとか面の変化とか
奥行とか
骨格とか
湿度とか。。
肌の色とか
光とか。。。
重さとか
動きとか。

明日も続いて描きこみます。。
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# by pitchounet | 2013-01-04 19:25 | 油、水彩,ドローイング drawing

ヌード クロッキー   nude croquis 

c0053351_18301088.jpgヌード クロッキー
5分ポーズ。
描いていると5分が5秒のように感じます。

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# by pitchounet | 2013-01-04 18:32 | 油、水彩,ドローイング drawing

9年目のブログも続いてます。 謹賀新年

c0053351_20251766.jpgこのブログも9年目に突入しました。
はずかしながら自分の作品の掲載としてなんとなく始めた私作品ブログですが、(当時は友人が立ち上げた。)
ますます創作活動を活発化していきたいと思う昨今です。
絵画、彫刻、デザイン周辺、、、、言葉には置き換わらない世界で
今年もよろしくおねがいします。



今年は100点くらいを目標に創りたい。




鉄、金、シルバー、銅、真鍮、亜鉛
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# by pitchounet | 2013-01-01 20:36 | 彫刻、立体作品 sculpture

舟越保武 『巨岩と花びら』

c0053351_14311627.jpg舟越保武
『巨岩と花びら』彫刻の作品同様に文章も飾らない静かな文体。
静かな文章からは、ロダンを近代彫刻の尊敬しながらも躍動感、肉感など、どこか日本人には、馴染めない作者の独創的な作品に対する感性が見える。
売れなかったろころ銀座の画廊彫刻を2個背負って買ってもらった話、
芸大の最後の授業の話。
鮎釣りと岩の話。
デフォルメは信じてない。。。
数々の随筆から、作品に望む姿が見える。
言葉から作家ならではの世界に対するなまなましい視点を感じた。
コンセプトではなく石工のような職人技が芸術ということだ。
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# by pitchounet | 2012-12-31 15:31 | 制作 Philosophie

飯田義國 ファンタジア絵画展 iida kan

c0053351_15262462.jpg戦後日本を代表する彫刻家の飯田義國氏の絵画展示が、安曇野のハーモニックドライブiidakanで行われている。
飯田義國といえは、環境彫刻などのキネティックアートや言葉、物質などの関連性を形にした、抽象彫刻を思い出すが、初期の芸大〜ウィーン時代の10年間、それ以前の幼少期の絵画作品を見ることが出来る。
人体、風景、ポートレートなど抜群の色彩感覚は、後期のステンレスミラーの彫刻とは別人のような表現だ。
入場無料。 警備書に手続きして入場します。
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# by pitchounet | 2012-12-23 15:34 | 展覧会 exposition

 ギリシャ女性のトルソ 石膏デッサン  (木炭)

c0053351_22384137.jpg先週の続き。
小型のトルソ。
19:00〜:21:00 碌山美術館 研成ホールアトリエにて

彫刻家の方と一緒にやっているので、把握が違うので面白いですね。
同じ対象物でもこうも捉え方が違うのかと。。。
Y『光は意識しないの?』
彫刻家『光は利用するものだ。』

5時間で、今年は描き納め。

基礎というか本質。
見えるように描く。

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# by pitchounet | 2012-12-18 22:43 | 油、水彩,ドローイング drawing